今回はボートオーナーに向けて、トレーラー(船台)のメンテナンスについて書いてみたいと思います。
特にプレジャーの場合は陸上保管している方が多いと思いますが、トレーラーをしっかりメンテナンスしている方は少ないと思います。
これまであったトラブルと対処法を載せているので参考にしてみて下さい。
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補修と失敗例はこちら→https://bruna2.com/trailer2/
![](https://bruna2.com/wp-content/uploads/2021/05/KIMG7721-1024x576.jpg)
保管方法は人それぞれ
大事なマイボートですが、保管方法は人それぞれだと思います。マリーナや地域の漁港を利用している人、自宅に保管している人など環境によって違いはありますが専用のトレーラー(船台)で保管していると思います。トレーラーを使っていない人もいると思いますが、、、
そんなトレーラーにも違いがあり、小さなキャスターを付けた物やメーカー品で車検を通す事ができる物もあります。
自分のトレーラーは鉄工所で作られたオリジナルの物で、購入時から約10年経過しています。
使用後には毎回水洗いして保管していますが、やはりサビの進行は止められません。
初めはパンクから
自分のトレーラーの車輪はマツダのボンゴの後輪(ダブルタイヤ)が使われています。トレーラーで最初に起きたトラブルはタイヤのパンクでした。(5年目ぐらい)
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パンクと言っても釘などが刺さって起きたパンクとは違い、ホイールが錆びて空気が抜けてしまう状態でした。
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*ホイールに錆止め塗料を塗っています。
この状態だとどうする事もできないので中古のタイヤ・ホイールを探して対処しました。車種を特定するのに時間がかかったので鉄工所で作ったトレーラーは使った車輪の車種を確認して記録しておくことをおすすめします!
次はベアリング
パンクのトラブルが起きてから少しして、車軸から「ゴーゴー」と音がするようになり次第に酷くなりました。
知り合いに見てもらうとベアリングがダメになってるとの事だったのでバラシてみる事に。
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とりあえず使えそうな工具を準備して、漁師の師匠と一緒に分解しました。
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購入して初めてナットを外すので固着していないか心配でしたが何とか外れました。
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タイヤ・ハブを外すと中のベアリングがバラバラになっていました。
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この状態で動いていたのが不思議です。
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何とか原型のまま残っていたベアリングがあったので、品番を確認して注文しました。
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分解するまで構造がわかりませんでしたが、ベアリング2個で1セットになっています。
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残っている部品を全て外して綺麗にします。
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サンドペーパーで滑らかにして、新しいベアリングを付けられるようにします。
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ハブ側もサンドペーパーで綺麗にします。
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片側2つのベアリングとオイルシールを購入。
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内側からみたらこんな感じになります。
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師匠にアドバイスしてもらいながら取り付け作業。
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グリスを注入しながら組んでいきます。
時間はかかりましたが、何とか交換する事ができました。
作業自体は簡単です
車のタイヤ交換はほとんどの人が経験したことがあると思いますが、ベアリング交換も意外と作業自体は簡単です。
しかし、構造などの知識や色々な工具が必要な作業になるので初めての方は経験者と一緒に作業する事をおすすめします。
業者に任せるのが一番だと思いますが、色々と勉強になるので時間に余裕がある人は是非チャレンジしてみて下さい。
その他のトラブル
今回書いたパンク・ベアリング以外にもトレーラーのトラブルはあります。
一番危なかったのはトレーラーの先端(リングの接続部分)が牽引中に折れた事です。幸い平坦な場所だったので何事もなく済みましたが、スロープで折れていたらどうなっていたかと思うと恐ろしいです。(以前所有していたボート)
その他にもトレーラーの骨組みが錆びて少し歪んでしまったり等、思い返せば色々と出てきます。
寿命を延ばすために
最後に自分が実際行っているトレーラーのメンテナンスを紹介したいと思います。
基本的な事ですが、使用後は毎回水洗いをしています。特にボートが載っている状態だと船体に付いた潮が上から下に流れてくるので、しっかり船体を洗った後にトレーラーを流しています。
錆びやすいのは溶接部分とトレーラーの骨組みの底部です!
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機会があれば自分のトレーラーを下から覗いてみて下さい。ショックを受けると思います。
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洗った後はタイヤの上にゴムのカバーをかけて保管しています。理由として、タイヤの同じ部分に直射日光が当たり続けるので劣化防止の為にカバーをかけています。
またタイヤへの荷重を減らす為にトレーラーの前後にジャッキを入れています。
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ジャッキの作り方はこちら→https://bruna2.com/jack/
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荷重が左右のタイヤ・前後ジャッキの4点になるようにしています。
その他に溶接部分や錆が酷い箇所には耐水グリスを塗ったり、船外機のオイル交換時にギアオイルの余りなどを塗るようにしています。
ベタベタになりますが、サビの進行を遅らせる為に行っています。
今回紹介した方法以外にもトレーラーのメンテナスは色々あると思います。
いざ出航!!という時にトラブルが起きないように日頃からメンテナンスを行い、楽しいマリン生活を楽しみましょう!!
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