釣果に差をつける!ボートアンカー・アンカーロープの選び方!【プレジャーボートオーナー必見】

今回はボートで使用している自作アンカー(錨)とアンカーロープについて書いてみたいと思います。

作り方や実際の使用方法など初心者ボートオーナーに向けて分かりやすく解説してみたいと思います。少しでも参考になれば嬉しいです。

関連記事も載せています。興味のある方は覗いてみて下さい。

アンカリングの基本→https://bruna2.com/anchoring/

アンカーの種類

まずはアンカー(錨)の種類ですが、海底の地質によって使い分けます。プレジャーボートで使う頻度が高いのは2種類のアンカーです。

一般の人が錨と聞いて想像するのは傘の骨組みのようなアンカーだと思います。

四爪型アンカー

今回は四爪型アンカーと呼びますが、他の言い方をする場合もあると思います。

このアンカーは主に岩礁地帯で使用します。沖縄は特にサンゴ礁などの岩場が多いので使っているボートオーナーは多いと思います。

アンカリング後、外しやすい(抜錨)というメリットがあります。

あと1つはダンフォース型アンカーです。

ダンフォースアンカー

四爪錨と比べると平たい形状になっているので砂地やドロ地に適しています。コンパクトに収納できるのがメリットです!

実際ダンフォースアンカーの方が地質を選ばず掛かりは良いですが、サンゴ礁等の岩場で外れなくなることがあります。

ロストする確率が高くなるので砂地以外では四爪型アンカーをおすすめします!

自作アンカー

自作しているのは四爪型アンカーです。これまで色々なサイズを作って試した結果、今のアンカーがベストな大きさになりました。

簡単に材料と作り方を説明します。

鉄筋とアイナット

本当はステンレスで作りたいですが、高価なので鉄筋で作っています。正直アンカーは消耗品です。

芯の部分はD25で爪の部分は4分筋を使っています。両端はアイナットですが、鉄筋を曲げてリング状にしてもいいと思います。

以前、爪には3分筋を使っていましたが強風で伸ばされてしまいアンカーが外れた事があったので4分筋に変更しました。

更に現行のアンカーの爪は丸棒(13mm)を使っています。*鉄筋よりも耐久性があります!

手順としては両端のアイナットから溶接します。

両端を溶接したら爪の部分を溶接します。

アイナットと干渉しない2ヵ所から溶接します。

アイナットに当たる部分は少し曲げてから溶接します。

初めの頃は点付けで溶接していましたが、今ではウィービングで溶接しています。

溶接が終わったらワイヤブラシに中性洗剤を付けて洗います。乾燥後、錆止めを塗ります。

溶接部分だけでもいいと思いますが、錆でボートが汚れるので全体に塗った方がいいと思います。

参考までに

自分のボート(21フィート)の場合

アンカーの軸は1m・爪は30cm(10cmは軸に溶接)  重さ約6kg

現在のアンカーは上記のサイズで、掛かりも良いしロスト率もかなり減りました。

ボートの大きさにもよりますが、理想はできるだけ軸が長く、重いアンカーの方が良いです!

アンカリングを頻繁にする予定の人は上記を参考にアンカーを選んでみて下さい。

希望のサイズで作成します!

これまで数件問い合わせがあり、希望のサイズで作成しました。依頼があれば作成しますのでお気軽にご連絡下さい。

 DM → kuchinazihorse@yahoo.co.jp

希望の軸の長さ爪の長さで作成します。   一個 = \5000

※サイズにより価格は変動します。

※140サイズで梱包できれば送料約3000円で発送可能。(3個まで入ります)

ロープについて

続いてアンカーロープですが、現在使っているのはスパンエステルロープの太さ6mmです。

ロープにも色々な種類がありますが、基本的には沈むタイプの方がアンカーの掛かりは良くなります。

また、太いロープよりも細いロープの方が良いです。理由は潮流の影響が少ない為。

*アンカリングの精度を高めたければ、出来るだけ細いロープを使って下さい!

アンカーが外れなくなった場合にボートの力で切る事ができるメリットもあります!

ロープが太すぎるとボートが壊れます、、、。実際、自分のボートもファイバーが割れました。この時使用していたロープは8mmです。

船首のアンカースタンド周囲の破損

ボートの修理代を考えたら、アンカーをロストした方が全然安く済みます、、、。

実際6mmのロープを見たら、細くて「これで大丈夫か???」と思うかもしれませんが全然大丈夫です!!20フィート前後のボートであればメインロープは6mmを使って下さい!

※アンカーに結ぶロープは12~18mmを3m程度、掛かり重視ならチェーンがベストです。

実際の使用例

アンカーとアンカーロープについて簡単に説明しましたが、次は実際の使用例を紹介したいと思います。

まずアンカーですが更に掛かりを良くするためにチェーンを付ける方法もありますが、自分の場合はメインのロープより太いロープを使用しています。

メインのロープが6mmなので、それより太い12mmのロープを使用しています。このロープは浮くタイプで、海底の岩に巻き付かないようにする為にあえて浮くタイプを使っています。

*ロープに浮力があるので軽いアンカーを使用する場合は沈むタイプの方がいいと思います。

結ぶのは下側です!もやい結びでも問題ないですが、見た目が良いので「薩摩編み」で結んでいます。

下側を結んだら、上側に輪っかを作ります。

完成形

浮きを入れて更に巻き付き防止を試してみましたが、特に変わりませんでした、、、。

実際に使用する時にはアンカー上のアイナットとロープを細い紐で結んで使います。

現在のアンカー

アンカーが外れにくい時にボートの力で紐を切る事で、アンカーが反対向きに引っ張られ外れる仕組みです!

アンカーロープとアンカーの連結にはカラビナを使用しています。できればステンレス製をおすすめします。

正解はありません

今回はアンカーとロープについて書いてみましたが、あくまで個人の体験談です。

これが正解!というのはないので自分で色々と試して納得のいく形を見付けて下さい!

私もまだまだ発展途上中です。

この記事が少しでも役立つ事を願っています。

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コメント

  1. […] ※アンカーとロープについては別の記事に書いているのでここでは割愛します。https://bruna2.com/anchor/ […]

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