【沖縄近海のライトジギング!】カンパチ狙いのタックルと釣り方!

今回は近海ジギング(水深60m~150m)について書いてみたいと思います。基本的には年中釣れますがカンパチがよく釣れるのは夏場以外です!実際に使っているタックルやジグ等も紹介しているので初心者の方は参考にしてみて下さい!*対象魚は基本的にカンパチです。

遊漁船『ブルーナ2』https://bruna.ti-da.net/

近年のカンパチジギング

初めに近年のジギングですが、正直言って「釣れにくくなっている」のが現状だと思います。自分がジギングを始めた10年程前と比べても釣れにくくなっているのを実感し、他の船長からも同じような話を聞くので間違いないと思います。

釣れにくくなっている原因ですが、よく言われているのが「魚がスレる」現象でジグ(疑似餌)に全く反応しなくなります。自然相手なのであくまで仮説の話ですが、魚探に凄い反応があっても釣れない事が多々あるので自分はこの仮説は正しいと思っています。

もう少し掘り下げて説明すると、、、

魚にも人間の性格のようなタイプ別があって

①社交的・活発(何にでも反応する)・・・ジグ(疑似餌)で釣れる魚

②臆病・神経質(特定の物しか反応しない)・・・ジグ(疑似餌)で釣れない魚

③元々は①だったが②になる・・・バラした魚等

のように子孫を残す為にあえて備わった存続機能があるんだと思っています。

その為、ジギング釣法が出始めた頃は面白いように釣れて徐々に①の魚が減って、②と③の割合が増えているんだと思います。*②と③は遺伝子に組み込まれる??

極端に言うとそういう存続機能がないと、いつでも釣れ続けて絶滅すると思います。

*あくまで仮説の話です。他の理由も考えられるので自分なりに考察してみて下さい。

ヒレナガカンパチ
本カンパチ(右)

釣果を出す為には

上記では「釣れにくくなった」と書きましたが、全く釣れない訳ではないので安心して下さい(笑)

ジギングで釣果を出す為に必要な事をいくつか挙げてみたいと思います。

  • 朝まずめ、夕まずめなどゴールデンタイムを狙う
  • 潮が良い日に釣行する(長潮を避けるなど)*エリアによって違う
  • プレッシャーの少ないエリアを攻める(未開拓エリアや離島など)
  • 色々なジグを試す(形状・色・重さ・素材など)
  • パターンを色々試す(ハイピッチ・スローピッチ等)
  • 細仕掛けにする(潮の抵抗や魚へのプレッシャーを減らす)
  • チームで活性を上げる

などがあります。

特別な事をするのではなく「釣り」の基本を実行するだけです。要は簡単な釣りではないという事!

ジギング特有の事というと「チームで活性を上げる」ぐらいです。

ジギング(ルアー釣り)では一匹目がヒットすると続いてダブルヒットする事がよくあります。

いかに最初の魚をヒットさせるかが釣果を左右します。その為、一人よりも複数でジグを落として魚の食い気を引き出すかがポイントです!

条件が良ければ大漁の日も

使用しているタックル

それでは実際に使用しているジギング用のタックルですが、自分の場合はベイトリールが基本となっています。*廃盤のオールドタックル(笑)

スピニングリールベイトリールの違いですが、終日ジギングをする場合はベイトリールをおすすめします。理由はフォールの感度の違いや耐久性・疲労度を比べるとベイトリールの方がメリットが大きいです。

デメリットとしてはキャストできないので縦の釣りしか使えず応用が利きません。出来るだけジギング専用のタックルで組む方が好ましいですが、他の釣りでも使いたいと思っている方はスピニングタックルにする事も可能です。

そろそろ買い替えの時期のジガーLD4000、、、

ロッドは5,7ft、jigMAX240gを使っています。リールはジガーLD4000にPE4号(400m)リーダー50lbを使用。*泳がせ釣りでも使っているのでラインは少し太めにしています。

自分の場合はハイピッチが大好きなのでこのタックルになっていますが、スローピッチがメインになる場合は専用ロッドがあるので自分のスタイルに合ったタックル選びをして下さい。

スロージギングの場合はフォール重視になるのでラインは細い方(PE2号リーダー40lbぐらい)が良いです。*潮の抵抗が少なくなる為

注意:大物を夢見すぎて最初からヘビータックルにするとタックルが重くて一日体力が持ちません、、、。まずは終日ジギングが出来るようにライトタックルで組む事をおすすめします!

ジギング用のロッドやリールですが各社から様々な物が発売されています。負荷が強い釣りなので特にリールは上位機種が好ましいですが予算等の問題もあるので、初心者のうちはスペック重視(jigMAX・ドラグ力など)で決めて下さい。ある程度回数を重ねると自分に合ったタックルが分かってきます。可能であれば釣行の際に釣り仲間のタックルを少しだけ借りて体感してみて下さい。硬い・柔らかい・軽い・重いなど少しずつ分かってきます。

初めは低価格な物で揃える事をおすすめします!

参考までにスピニングリールの最上位機種を載せておきます(笑)

特にスピニングリール(ステラ・ソルティガクラス)は精密機械なので個体差があるようです。購入を検討している場合はネットで買うよりも店舗で購入するようにして下さい。

タックルセッティングの目安(SHIMANO)

ベイトリール 2000~3000番   PE 2~4号

スピニングリール 6000~8000番  PE 3~5号

メタルジグ

続いてジギングで一番重要なジグですが、種類がかなりあるので大まかに分類してみます。

①スタンダードなジグ(小魚の大きさ)

②ロングジグ

③スロージグ(平ぺったい)

④左右非対称なジグ

大まかに分けると上記のようになります。

リアル系
ロング系
スロー系
ハート系(笑)

ジグ選びに正解はありませんが、一番ダメなのは同じジグを一日使い続ける事です

上記で分類したように色々な形状のジグやカラーも極端に変えたり、常に攻め続ける事が大切です!

そうすればヒットする確率が上がり、ヒットしたジグを参考にして次の魚を掛けるヒントになります!

ジグ選びのポイント!!

・『水深=g』 基本的には水深100mであれば100gのジグを使いますが、実際には潮流があるので重めのジグを選択します。*軽くするとジグが流されて隣の人とオマツリします。重くするようにして下さい。

・開始時は他のアングラーとは極端に違うジグを選択する。*後から釣れたジグを参考にする

・基本的にジグの大きさと魚の大きさは比例します。サイズアップを狙う場合には大きなジグを選択して下さい。*例外も多々あります。

・ポイントに着いて一番最初にジグを着底させた人にヒットする事が多いです!できれば比重の重いタングステンや重いジグを準備しておくのもおすすめです!

(一枚目の写真のジグ)タングステンはおすすめですが、、、。めちゃくちゃ高い、、、(泣)

ロストがかなり怖いですが、やっぱりアタリは多いです(笑)

似たようなジグを揃えるのではなく、極端に違うジグを揃えるようにしましょう!

システムや結びについて

ジギングなどのルアー釣りでとても重要になるのがノットですが、、、

初心者の頃に大物を掛けてファイト中に結びが甘くてバラシてしまった事がある人は少なくないと思います(笑)

そういった経験が成長させてくれるものではありますが、、、。できれば獲りたい!!ですよね(笑)

現在では色々なノットが開発されてどれがいいのか迷っている人もいると思いますが、「一番慣れているノット」にして下さい!*無理に新しいノットを覚えてシステムを組んでも信頼度は上がりません。それよりは慣れているノットにした方が切れた時も納得がいきます。

全くの初心者でこれからノットを覚えようと思っている方に自分がすすめるのは「FGノット」です!

理由は昔からあるノットで今でも普通に使われています。それだけ優れているノットだという事です。

「イージーノッター(レッド)」を使えば更に強度が増します。今後「FGノット」を使っていくと決めた方は購入をおすすめします。ノッターなしで組んだ場合と比べると雲泥の差が出ます。(注)ジギングクラスは赤色のノッターです。間違えないように、、、

ベアリング(ジグ)とリーダーの結び方なども色々とありますが、やっぱり慣れた結び方が一番だと思います。変に結び方を変えようとせず自信のある結び方にして下さい。

初心者は本や動画(youtube)でしっかり覚えましょう!

ハイピッチ&スローピッチ

ジギングのスタイルで大きく分かれるハイピッチスローピッチですが「どっちの方が釣れるの?」と疑問に思う初心者は多いと思いますが、カンパチでいうと答えは「どちらもです。」

遊泳力の弱いハタ系の魚が釣れやすいのはスローピッチですが、セオリー通りにいかないのが釣りです。どちらかに偏るのではなく、できれば両方を臨機応変に使い分けて下さい。

*ハイピッチはスピニングタックル、スローピッチはベイトタックルで使い分けている人も多いです。

年齢や体力的な問題もあるので自分に合ったスタイルでジギングを楽しんで下さい!

細かい操作については動画(youtube)の方が分かりやすいので割愛します。

*スロージギングは専用ロッド・ジグ・アシストフックが必要な事も考慮

その他、細々とした物は、、、

最後にPEラインやアシストフック・スイベル(ベアリング)など実際に使っている物の紹介をして終わりたいと思います。

特にこだわりはないので、、、参考程度に(笑)

ジギングでは想定外の巨大魚(アーラミーバイ)も掛かります。PEラインやアシストフックなど常にキズがないかチェックしましょう!!

アーラミーバイ 26Kg

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