令和3年12月5日に仲尾次・済井出漁港周辺の軽石除去ボランティアがありました。この活動は大人気youtuberの『ハイサイ探偵団』さん・遊漁船バディー3の船長もりもりさんの呼びかけで実現したものです。今回、組合員として少しだけお手伝い(駐車場係)させてもらったのでその様子を載せてみたいと思います。
最近の様子
羽地内海に入り込んだ軽石はなかなか外海に出られず、その日の風向き次第であっという間に移動してしまいます。仲尾次漁港には北風が吹いた時に影響があり、軽石が入らないようにクラゲネットや汚濁防止膜を入り口にセットしましたが少しずつ量が増えています。
【仲尾次漁港】
少し見えずらいですが、港内全面に軽石が敷き詰められています。
【仲尾次漁港周辺】
北風になると陸側に一気に押し寄せます。どこまでが海か全くわかりません、、、。
奥に見える作業船の周囲も軽石です。相当量の軽石が羽地内海に溜まっています。
*軽石の過去記事
興味のある方はこちら→https://bruna2.com/pumice/
軽石対策
漁港内に軽石が入ってこないように対策していますが、完全に防止する事は出来ません、、、。
本来はクラゲ防止用のネットですが、ある程度の効果はありました。汚濁防止膜が届くまで応急的に設置。
入り口を塞いでしまうと港外に出ようとする軽石も止めてしまいます、、、。
*南・東寄りの風が吹くと軽石は港外方向に移動します。
防止力の高い汚濁防止膜はクレーンを使って設置。
隙間なくシャックルで接続します。重りのチェーンも付いているので結構な重量です。
クラゲ防止ネットと交換して、現在は汚濁防止膜を設置しています。
軽石クリーンビーチの様子
当日は想像以上の参加者が集まり、ハイサイ探偵団さんともりもりさんの影響力の大きさに本当に驚きました、、、。
普段はガラガラの漁港内も時間前から満車状態、、、。
直ぐ第二駐車場の済井出漁港へ誘導する事になりました。
ハイサイ探偵団さんのメンバーも揃い、着々と準備が進みます。
昇降式の軽トラの荷台から場所や作業内容の説明(笑)
仲尾次グループと済井出グループに分かれての作業。
港内はスロープを中心に作業。参加者の皆様本当に一生懸命作業してくれました。
本来は漁業関係者が率先してやらなければなりませんが、、、本当にありがたいです。
凄い勢いで土嚢袋が増えていき、、、
仲尾次漁港内の軽石ですが、午前中の作業でこれだけの量になりました!凄い数の土嚢袋、、、。
見に行く事は出来ませんでしたが、済井出グループの方も凄い量回収したとの事です。
定刻を少し過ぎましたが、無事何事もなく作業終了。
ハイサイ探偵団さんの方から参加者に軽食の差し入れがありました。
食後には撮影会もあって、長蛇の列が並んでいました。
活動の様子はyoutubeやSNSでもアップされているので詳細を見たい方は検索してみて下さい。
感謝
今回ボランティアの参加者は1000名を超えたとの事ですが、これは羽地漁協だけでは達成する事が出来ない数字だと思います。
この活動を企画してくれたハイサイ探偵団さんやもりもり船長には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
自分の無力さと、人の温かさや集団の力の凄さを感じる事が出来た貴重な一日になりました。
まだまだ先の見えない軽石問題ですが、自分にも出来る事を見付けて精一杯頑張っていきたいと思います。
最後に、今回ボランティアに参加してくれた皆様本当にありがとうございました。
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