手作りルアーでトローリング!自作ルアーヘッドの作り方!【封入用樹脂】

今回は主にトローリングで使うルアーヘッドの作り方を紹介したいと思います。

既製品を購入するのもいいですがとても高価な物です。手間はかかりますが自作すると安く、思い通りのルアーヘッドを作る事ができます。また、手作りのルアーで魚が釣れると喜びも倍増します!

トローリング以外にも応用して使えると思うので、物作りに興味がある方は是非参考にしてみて下さい!

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トローリングとは

まず初めにルアーヘッドが活躍するトローリングについて説明したいと思います。

簡単に言うと『船でルアーを引っ張って釣る』釣り方です。

テレビで有名人がカジキを釣っている映像を見たことがある人が多いと思いますが、その釣りで使われているルアーです。

トローリングで主に釣れる魚

  • シイラ
  • カジキ
  • サワラ
  • ヒラアジ 
  • カツオ
  • etc

材料・道具

ルアーヘッド作りに必要な材料と道具

材料

  • 細い鉄パイプ
  • 中通しのオモリ(5~10号)
  • アワビシートもしくは貝殻(ヤコウ貝など)
  • 接着剤(ゼリータイプ)
  • 容器(ラムネの容器など)
  • 封入用樹脂(硬化剤)

道具

  • サンドペーパーとコンパウンド
  • 彫刻刀(金ノコ)
  • 電動ドリル
  • クランプ
  • 軽量カップ

作り方

まず初めにパイプにオモリを通します。オモリの穴が小さいので金属用のビットを使ってドリルで穴を広げて下さい。

オモリを叩いて四角にしたり、100均などに売られている小物(サイコロ等)を使ったり、やり方は色々です。*サイコロは浮くのでフローティングのルアーになります。

次にアワビシートや貝殻を貼り付けていきます。

ヤコウ貝

貝殻はゼリータイプの接着剤で貼り付けます。

アワビシートは貼り付けるだけなので便利です!釣具店でも購入できるので好きなカラーを探してみて下さい。

貼り付けた後は容器(ラムネなど)にセットして樹脂を入れます。

容器の蓋と底の中心にパイプを通す穴を開けます。パイプの切れ端などをライターで炙って押し付ければ簡単に穴が開きます。

注意点!

封入用樹脂はしっかり計量して硬化剤を入れて下さい!分量を間違えると割れたり硬化不良を起こします。

薬(シロップ)の容器

薬の容器や100均にも計量カップがあるので必ず準備して下さい!

硬化剤は1%なので、分かりやすい量で作るようにして下さい。

例:樹脂100cc+硬化剤1cc  樹脂300cc+硬化剤3cc

封入用樹脂・硬化剤

ネットショップでは便利なセット販売があるのでおすすめです!

湿度や気温によって固まる時間が変わりますが、自分の場合は1週間放置しています。

硬化剤が適量だとスムーズに容器から取り出す事ができます。

タコベイトを付ける溝を彫るので樹脂は余分に入れるようにして下さい。樹脂は少し縮みます。写真は少し足りません、、、。

削る時には専用の卓上旋盤もありますが自分の場合は電動ドリルを代用して削っています。(彫刻刀を使用)

*回転中に外れたり、回転軸がズレたりトラブルが多いです、、、。卓上旋盤を使用する事をおすすめします。

初めのうちは少し難しいですが、慣れてくると削るのがとても楽しくなります。粉塵(有毒)が出るので水をかけながらやるか、しっかりした粉塵マスクを着用して作業して下さい。

*タコベイトを二枚使用するので二段にしています。二段目は一段目よりも深く掘ります。

溝を彫ったら上下の余分なパイプを金ノコで切ってペーパーがけします。

番手は100→400→1000の3段階

頭を切る角度によって動きが全然違ってきます。色々な角度に切って動きを研究するのも面白いです。

迷った場合は市販品を参考にして下さい!

形を整えて全体が滑らかになったらコンパウンドで仕上げます。

表面が透明になり中が綺麗に見えたらルアーヘッドの完成です。

タコベイトの付け方

完成したルアーヘッドにタコベイトを付けますが、この工程が一番難しいです。

ルアーヘッドに合うサイズのタコベイトを準備します。ラムネの容器を使用した場合は6~8号ぐらいのサイズです。

タコベイトの先端を切ってひっくり返してからルアーヘッドを入れます。

食器用洗剤を使うとスムーズに入ります。

削った溝にセットして、余ったPEライン等で縛ります。

縛った後はタコベイトをひっくり返してセット完了です。

タコベイトを2つ付ける場合は内側からセットして外側を付けます。

内側のタコベイトは外側よりも2サイズ小さい方がバランスがいいです。

*実際にタコベイトを付けると、溝をどれぐらい削ればいいのかわかってきます。初めて挑戦する方は練習と思って深めに削るようにして下さい。

二枚重ね

上の写真のタコベイトはひっくり返した(PEラインで結んだ所)部分がポッコリしています。これだと水の抵抗を受けるので動きが悪くなります。出来るだけ段差が出来ないように削りましょう!

最後に

実際にトローリングする時にはフロロラインかワイヤーを使ってフックをセットします。

サイズがわからない場合には、自作したルアーヘッドを釣具店に持ち込んで店員さんに相談してみて下さい。親切に教えてくれると思います。

フックがルアーヘッドに近すぎるとフッキングしにくいので、ビーズ等を間に入れてタコベイトの中心にフック来るように調整して下さい。

あとは海に出るだけです!

自作ルアーで大物を仕留めましょう!!

コメント

  1. 鈴木敦之 より:

    はじめまして、こんにちわ
    質問なのですが、細い鉄パイプ(色からすると真鍮を使われているようですが…)の切り口の始末はどのようにさてていますか?
    ルアーにワイヤーを通す場合だとバリ取り程度でも切れなさそうですが、ナイロンやフロロを通す場合切り口が当たって切れてしまうかと思うのですが…
    面取り程度でも切れないものでしょうか?

    • bruna より:

      はじめまして。質問ありがとうございます。
      真鍮の切り口ですが、研磨の段階で表面をペーパー掛けする程度で今のところトラブルは起きていません。(ナイロン50lb使用)
      しかし、カジキなどの大物(100kgオーバー)が掛かった場合には長時間のファイトでラインに傷を付ける可能性がある為、切り口の中も研磨していた方が安心だと思います。方法は色々あると思いますが、ワイヤーなどを通してグルグル回す程度でもいいのかと、、、

      あとは真鍮自体を抜き取る方法もあります。一番手っ取り早い方法

      *溝を彫り終わった後に
      樹脂部分に水をかけながらドリルを回転させます → 樹脂を軽く握りながら抵抗をかけます → ある程度の抵抗をかけると真鍮と樹脂が分離します

      上記の手順で真鍮自体を抜き取る事ができます。全ての工程が終わるまで真鍮を切らずに残しておいて下さい。

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