船外機から突然の警告音!?実際にあった燃料系のトラブル!【YAMAHA船外機 F150】

今回は以前所有していたヤマハ エアロギア(AG21) F150で起きた燃料系のトラブル(燃料フィルター)について書いてみたいと思います。

同じボートを所有している方や船外機ボートオーナーの参考になれば嬉しいです。

船外機の(燃料系トラブル)関連記事

エンストについてはこちら→https://bruna2.com/f-zero/

エンジン換装後、、、

以前所有していたAG21(エアロギア)はF115からF150に換装しました。

新品だったので慣らし運転後、直ぐにオイル交換をして万全の状態で数カ月は稼働していましたが、ある時に突然「ビービー」と警告音が鳴りました。*運転席のアクセルレバーから

トレーラーから下した時には鳴っていませんでしたが、10分程係留してアイドリングしている時に鳴り出したので各部をチェックする事に、、、。*ギアを入れると音は止まる。

特にメーター(アナログタイプ)にはチェックランプの点灯はなく、エンジン音も異常なし。

エンジンを停止して出航するか悩んでいましたが、再始動した時に警告音が鳴らなかったので一時的なものだと思い近場に釣りに出掛けました。

考えが甘かった、、、

10分程沖合に出て釣りをしようとした時、再度警告音が鳴りだしました。

エンジンから異音や異臭などはなく、普段と変わりませんでしたが大事を取って帰港する事に、、、。

ボートの向きを変えて港に向かって滑走しようとアクセルを上げると、強制的に回転数が下がりアイドリング状態に。

一応進みますが、症状が悪化する恐れもあるので早めに知り合いに連絡して救助を依頼しました。

結局、曳航されて帰港。

救助してもらった感謝と自分の考えの甘さを痛感しました、、、。*今では考えられませんが若気の至り、、、。

原因は、、、

港に戻ってから再度各部をチェックしますが、原因が特定できずネットで検索する事に、、、。

「警告音」で検索すると燃料フィルターの記事を発見!

燃料フィルターに水分が溜まって水を検知すると警告音が鳴るとの事!

早速エンジンの燃料フィルターをチェックしてみると中のフロート(赤いリング)が浮いていました。

原因は燃料フィルターの水でした、、、。*取扱説明書にしっかり書いてあります、、、。

エンジンは新品でも船体はそのままなのでタンク内に水分が蓄積していたようです。換装後は船体側のチェックも重要です!

カバーを外すと直ぐ確認できます。(写真はF90です)

燃料フィルターに水分が溜まると底の赤いリングが浮き上がります。

船体とエンジンに

燃料フィルターは船体とエンジンの二ヵ所に設置されています。

船体側の燃料フィルターは燃料タンクの近くにあると思うので直ぐに確認できると思います。

ほとんどのボートにはこのタイプが使われていると思いますが、出来れば大型の燃料フィルターに替えた方がいいとの事です。*純正の燃料フィルターはよく詰まるとの事です。

船体側の燃料フィルターはドレンバルブが付いてるので溜まった水分を簡単に抜く事ができます。

オイル交換の時など定期的にチェックして下さい。出来れば1シーズンで中の紙フィルターを交換して下さい。

燃料フィルター(船外機側)の交換方法

燃料フィルターの交換方法ですが、基本的には二ヵ所同じ手順です。

フィルターを外した時にガソリンがこぼれる恐れがあるので、フィルターの下に入るトレーやウエスを準備して下さい。

①最初に燃料タンクの近くにある燃料コックを締めます。

②フィルター本体を回してゆっくり外します。*下に配線が付いてるタイプは最初に外して下さい。

外す方向はです。上から見たら時計回り!

③燃料を抜いてフィルターOリングを交換します。外した時に向きをしっかり確認して下さい。

④フィルターを取り付けたら燃料コックを開いてプライマリーポンプ(赤←)が硬くなるまで押します。

⑤フィルターに燃料が入っているのを確認して、エンジンが問題なく掛かれば終了。

*この作業で警告音は消えると思いますが、鳴り続けている場合は業者にみてもらって下さい。

作業自体はとても簡単ですが、コックの開け忘れやガソリン漏れがないかしっかりチェックして下さい。

燃料に水分が入らないようにするには

そもそも燃料に水分が入る原因ですが、考えられるのは主に2つです。

  1. 結露
  2. 給油口から侵入

1結露ですが、燃料タンクが空に近い状態で長期間保管していると、気温差でタンク内の空気中の水分が結露しやすくなります。出来るだけ満タンの状態で保管しましょう。

2給油口から侵入ですが、ボートの給油は車とは違いスタンドのような屋根のある所で給油する事はないと思います。やむを得ず小雨の時に給油したり、しぶきがかかった後に給油したりと条件が悪い時の給油で侵入しているケースが多々あると思います。給油する時には細心の注意を払って給油するようにしましょう。

*その他にもパッキン・ホース類や金属製のタンクだとの原因も考えられます。頻繁にフィルターに水が溜まる場合はしっかりと原因を探して下さい。

携行缶について

最後に携行缶について書いてみたいと思います。

昔はポリタンクでもガソリンが買えましたが、現在はとても厳しくなって専用の携行缶でないと販売してくれません。

丁度、消防法?が変わった時に2種類の携行缶を買いました。

購入から10年以上経ちますが、ステンレス製の携行缶はまだまだ現役!

この携行缶も購入しましたが、錆びて3年ぐらいでダメになりました、、、。海で使う物は高くてもステンレス製をおすすめします。

今はステンレス製の携行缶を2つ使っています。さすがにパッキンとホース部分は替えましたが単品でも購入できるのでおすすめです!

同じ物を2つ買えば片方のホースがダメになっても付け替えできるので便利です!

携行缶の購入を考えている方は高くてもステンレス製にして下さい。絶対元が取れます!!

最後に質問です。(20ℓの携行缶2つでガソリンを購入する場合)

「30ℓのガソリンを購入する場合、店員にどのように入れてもらいますか?」

何も言わずに入れてもらうと

多分、店員さんは20ℓと10ℓで入れるはずです。

それでも特に問題ないですが、片方の携行缶がMAXの重さになるので、、、

自分の場合は

15ℓずつ入れてもらいます。理由は少し軽くなって持ちやすいから!

意外と効果的なので30ℓ購入する機会があれば試してみて下さい(笑)

特に干潮の給油の時に有効です!

このブログが少しでも役立てば嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました