今回は釣りで使うオモリについて書いてみたいと思います。
現在の主流は鉛を使ったオモリですが年々価格が上昇している為、漁業の経費として考えるとかなりの額になります。
少しでも経費を抑えるために鉄筋で自作しているオモリを紹介したいと思います。
深海釣りなどよく行く方など参考になれば嬉しいです。
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オモリの種類
まずはオモリの種類ですが、磯釣りで使う小粒の物から深海で使う大きな物まで色々と種類がありますが、今回は沖釣りでよく使う物を紹介したいと思います。
基本的にはオモリに針金が付いたカン付きオモリとオモリ自体に穴が開いているオモリの2種類に大別されますが、色々な種類のオモリが販売されています。
自作できるのはカン付きオモリの方で100号以上のオモリであれば自作した方がいいと思います。
100号以下も自作可能ですが、作る手間等を考えると購入をおすすめします。
単価の違い
主流になっているオモリは鉛製ですが、1㎏=800~1000円します。
100号のオモリが350円ぐらいで販売されています。
今回紹介する鉄筋オモリは1㎏=70~80円(変動します)ぐらいなので自作すれば約10分の1です。
※スクラップ業者などで販売している中古鋼材の鉄筋です。
必要な道具・材料
- 高速切断機
- ディスクグラインダー(切断・研磨用)
- ハンマー
- 針金(ステンレス)
- 鉄筋
作業工程
まずは購入してきた鉄筋をカットします。
鉄筋の太さにもよりますが、写真の鉄筋だと約12cmで100号(375g)の重さになります。それを基準に鉄筋をカットしていきます。
結構な数をカットする時には高速切断機への負荷が強い為、モーターを休ませながらカットして下さい。※鉄筋は特に負荷がかかります。
特に重要なのが切断砥石です。少し高価ではありますが薄いタイプの砥石を使って下さい。切れ味もいいし、切断機への負荷も少ないです。
自分が使っているのはレヂトンの『金の卵』です。初めは薄くて割れないか心配でしたが、切れ味抜群です!厚いタイプの砥石は安心感がありますが接触面が多いので切るのに時間がかかります。*モーターへの負荷も全然違います。
強く押し付け過ぎずにゆっくり切ります。力を入れ過ぎて回転が遅くなるとモーターが熱くなりパワーが落ちます。慌てずゆっくり作業して下さい。
切った後はグラインダーでバリ取りします。そのままだと釣り糸を傷付けてしまいトラブルの元になります。大物を逃がさない為にも丁寧に作業して下さい。
バリ取りが終わったらディスクグラインダーで針金を付ける切込みを両側に入れます。
ディスクグラインダーの切断砥石が1mmなので針金はそれよりも少し太めのものを使います。
針金をねじって輪っかを作ったり色々と工夫する事はできますが、自分の場合はそのままアーチ状に取り付けています。
好みの長さに切って、切込みに針金を叩いて押し込んでいきます。
叩くと鉄筋の切込みも閉じてくるのでしっかりと針金が固定されます。
そのままでも十分な強度がありますが、自分の場合は溶接で点付けしています。
あとは塗料を塗れば完成ですが、そのまま使っても特に問題ないと思います。
メリット・デメリット
今回紹介した鉄筋オモリのメリット・デメリットですが
メリット
・単価が安い
・環境に優しい
・自分好みの重さに調整できる
デメリット
・加工が大変
・錆が発生する
・比重が鉛より軽いので大きくなる
思い付くのはこんな感じです。
釣り人の中には鉄の電気と錆で魚が釣れなくなると言う人もいて鉄筋オモリを使わない人もいますが、自分は何匹も釣り上げているので特に気になりません。
自作するのも釣りの楽しみ
釣りの楽しみの一つとして自分で作った物(仕掛け等)で魚を釣り上げる事が一番の快感です。
なかには竿まで手作りして大物を釣り上げる達人もいます。
楽しみ方は人それぞれですが、これからもきれいな海であり続けられるように環境問題にも取り組んでいきたいと思います。
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