ボートオーナーになる!【船長に求められるメンタルやスキル!】

今回はボート(プレジャー)の購入を考えている方や新米船長に向けて、必要なスキルや考え方・経験談を書いてみたいと思います。自分もまだまだ未熟者で勉強中の身ですが、少しでも参考になれば嬉しいです。※船舶免許保有者対象です。

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船にも色々

まず初めに船と言っても色々あるので今回は範囲を限定したいと思います。この記事では海でのプレジャー使用のボート(30ft未満)&ジェット(PWC)に設定したいと思います。※筆者がこれまで所有経験があるもの

初めは地元の港を利用していました。※役場で港使用の手続き・費用が必要

用途や使用頻度

上記の船の種類と関連していますが、船で何をするかによって使用頻度がかなり違ってきます。

自分の場合は親父が使っていた三人乗りのボート(4馬力)からスタートしたので初めは釣りがメインでしたが、次に購入したのはウェイクボードをする為のジェット(PWC)です。それからランクアップしてウェイクボード専用艇(エアロギア)になりました(笑)

特にウェイクボードの場合は一人では出来ないので数名での出航が必須になります。また、季節的な問題もあるので基本的には夏場がメインになります。

一方、釣りがメインの場合は一人でも出航可能で基本的には通年出航出来ます。

どちらも天候に左右されるので基本的には凪の日になりますが、用途によって使用頻度がかなり違ってくると思うので「何をするか?」をしっかりイメージして下さい!

最初の壁

やりたい事が決まって、いよいよボートの購入を真剣に考え始めた時に最初の壁となるのが『保管場所』

だと思います。特に自宅が都市部の場合は港やマリーナを利用しなければならない為、購入よりも先に保管場所の確保が先になります。地域によってはマリーナや港が満杯で利用出来ない場合(順番待ち)があるので出来るだけ早く確認・交渉して下さい!

ジェット(PWC)や小型ボートであればナンバー付きのトレーラーを使用すれば自宅駐車場に置くこともできますが、牽引免許が必要になったり別の問題(費用など)が発生します。

傾向として、、、

地域の港の場合

プレジャーボートの保管スペースがあっても利用者が一杯で利用出来ない。(使用料は安い)

手続きが複雑でなかなか進まない。

草刈り作業など施設管理への参加

マリーナの場合

比較的空いているが利用料が高い。

施設管理や防犯面は安心

宜野湾マリーナ

基本的には部外者です!

マリーナ利用の場合は特に気にする必要はありませんが、自宅保管などで地域の港(スロープ)を利用する場合には特に慎重に行動して下さい!プレジャーとは違って漁業者は仕事として港を利用しています。また、施設管理で草刈り作業や年会費みたいなものも払っているので、挨拶もしないで何食わぬ顔でスロープを利用しているととても気になります。※意外とそういった利用者が多いです

自分も組合員になる前(プレジャー利用時)は港を利用する時はとても気を使っていました。簡単な自己紹介や挨拶は必ずしていました。

両方の立場を経験して思うのは、『お互い様の精神』が大事だと思います。漁業者も決して「ここを使うな!」とは思ってはいません。「使うなら挨拶ぐらいしようよ!」が本心だと思います。

※自分勝手な漁業者も居るので、漁業者もプレジャー利用者に対しての対応を改める必要があると思います。

自分からの一番のアドバイスとしては『どんな時でも下から』の精神が大切です!

これについては色々と思う事はあると思いますが、基本的に最初は部外者です。焦らず新人研修のつもりで先輩方にかわいがられるような人になって下さい。※マリーナを利用する場合も基本的には同じだと思います。

※港利用にあたって、申請書や費用が必要な場合があるので不備がないように注意しましょう。

スロープ利用時の様子

ボートの所有者は?

ある程度保管場所の問題が解決して、いよいよボートの購入を考える時に注意しなければならないケースがあります。それは共同所有のケースです。特に若い時には気の合う仲間同士で「船買おうぜ!」みたいなノリになると思いますが、自分からのアドバイスとしては共同所有は止めた方がいいです。

実際、自分もジェット(PWC)を4人で購入しましたが色々問題が発生しました。

具体的には結婚や転職・引っ越しなどの生活スタイルの変化で使用頻度のバラつきが出てきます。よく使う人・使わない人が極端になるので不満も出てきます。メンテナンスや売却時にも細かいトラブルが出てくるので共同所有はおすすめできません。買うなら個人で所有して下さい!

それでも共同所有する場合には、メンバー同士でしっかり話し合いルールを決めて誓約書まで作成して下さい。後々、役立つ日が来ると思います(笑)

マリーナの様子。所々、長期間放置しているボートもあります。

購入後

それではここからは、実際にボートを購入した後に必要なメンタルやスキルを考えていきたいと思います。

まずは海が好きというのが大前提だと思いますが、よくよく考えてみて下さい。「趣味の中で一番何が好きですか?」と聞かれた時に即答するぐらいの情熱がないとボート管理はできません。購入直後は張り切って(やる気満々)出航する事が多いと思いますが、ある程度回数を重ねてくる(マンネリ状態)と徐々に出航回数が減っていきます。

また、海上でのトラブル(時化やケガなど)やエンジントラブル、トレーラーの補修などが重なった時にはかなりメンタルがやられます、、、。

天気の急変

エンジントラブル

船体の破損・修理

トレーラーのメンテナンス

購入直後は新しいので特にトラブルなく使用できると思いますが、経年劣化で色々な箇所にトラブルが発生してきます。それは人間も一緒です(笑)※体力低下・病気など

また、家族構成(子供の行事など)も大きな影響があります。

そういった状況になっても「海への情熱が変わらないか?」をイメージしてみて下さい!

ボートを買う事自体はとても簡単です。維持するのが本当に大変です!

必要なメンタル面

・感情の起伏が少ない(トラブル時に冷静)

・ポジティブ(能天気??何とかなるの精神)

・社交的(トラブル時に助けを求められる)

・好奇心旺盛(トラブルの対処法を見付けられる)

必要なスキル

・気象状況の知識(天気の急変を読む)

・機関の知識(エンジンのメンテナンスや修理箇所の把握)

・DIY(船体やトレーラーのメンテナンス&修理、特に溶接)

当たり前ですが、心身ともに健康でないと話になりません!適度な運動をして体力維持・強化して下さい!

目指せ初出航!

ネガティブな内容になってしまいましたが、、、。色々な事をクリアしてマイボートで海に出た時の解放感は本当に堪らないものです!今でも初めて一人で出航した時の事を鮮明に覚えています(笑)

これからボートの購入を考えている方に少しでも参考になれば嬉しいです!

不安にさせてしまったらごめんなさい、、、

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