塩ビパイプでDIY!屋外の水道(蛇口)の分岐と移動の方法!

物作り

今回は水道のDIYについて書いてみたいと思います。

自宅でガーデニングをしている方や屋外作業をする人は「ここに水道があれば、、、」など、意外と不便を感じる場面があると思います。新たに水道を新設する事は出来ません(資格が必要)が、元々ある蛇口を利用して分岐や移設する事は可能で、それほど難しい事ではありません。この機会に塩ビパイプのDIYに挑戦してみて下さい!

意外と困る

普段何気なく使っている水道ですが、近くにないと困る事がよくあると思います。特にアウトドアが好きな人は手や道具を洗う必要があるので、あらかじめ水道がないとわかっている場合はペットボトル等に入れて持参していると思います。

自宅でも洗車や庭木の水かけをする時に、遠い蛇口を利用していて不便を感じている人は意外と多いと思います。

長いホースやバケツを利用すれば解決する場合もありますが、毎回の片付けや労力等を考えるとDIYでよく使う場所に移設や増設した方が効率的です。

後から出てくる

マイホームを一から作った人は設計の段階で「ここに水道が欲しい」と生活をイメージしながら設置場所を決める事ができますが、中古住宅を購入した場合などは元々設置してある水道をそのまま利用している事がほとんどだと思います。新築でも実際には「向こう側に作ればよかった、、、」などと思っている人もいると思います。

生活スタイルは年々変わると思うのでそういったハード面の問題は後から出てきます、、、。

自宅の水道管の口径を確認

現在、一般家庭用水道にはほとんど口径20㎜が使われていますが、古い建物では口径13㎜が使われている場合があります。水道料金の違いや水圧の違いはありますが、DIYレベルでは特に気にする必要はありません。

今回は写真のように屋外に設置されている水道の移設を紹介したいと思います。

戸建てであれば外のどこかしらに水道が設置されていると思うので、そういった水道を利用して違う場所に移設します。

使う道具・材料

塩ビパイプのDIYで使う道具や材料

蛇口などを外す場合は大きめのモンキーレンチが必要ですが、パイプの加工だけであれば特に必要ありません。

配置する場所によって使うジョイント(TS継手)の数や種類が違ってきます。

*TS継手には形によって「エルボ・チーズ・ソケット・キャップ」などの名称があります。

使用する水道を決めたら移設場所までのルートを確認して使うジョイント・パイプの長さを決定して下さい。

パイプの切断には専用のノコギリとパイプカッターがあります。

パイプカッターの方が綺麗に切る事ができますが、パイプをグルグル回して切るのでスペースが必要になります。壁に設置されたパイプ等は切る事が出来ないので状況に合わせて使い分けて下さい。

その他にシールや接着剤が必要です。

シールテープ
接着剤

主役である塩ビパイプですが給水用や排水用、耐火・耐熱など意外と種類がありますが、屋外の水道に使うのはよく見る灰色のタイプです。正式にはVPパイプと呼ばれています。

VPパイプ・TS継手(エルボ)

作業工程

簡単に作業工程(増設)を説明したいと思います。

まず一番最初にやる事は水道の元栓を締める事です!

意外と自宅の元栓がどこにあるかわからない人もいると思うので、この機会に家族全員で確認していた方がいいと思います。(*ブレーカーやガスの元栓等も)万が一の時に役立つ時が来るかもしれません。

元栓を締めたら蛇口を外します(半時計回り)。

今回はバルブからスタートしたので継手が多くなります。

シールを巻き付けてねじ込んだら各継手を付けていきます。

順番としては

バルブソケット→パイプ→異径ソケット→パイプ→TS継手(チーズ)→パイプ→TS継手(水栓エルボ)蛇口になっています。

ソケットとパイプの接続はボンドを使います。

接着用ボンド

ボンドには刷毛が付いているので、パイプは外側ソケットは内側にボンドをたっぷり塗ってはめ込みます。

ソケットの内側には段差があります。正確に長さを調整したい場合は実際にパイプをはめてカットする長さを決めます。意外と奥まで入らないので気持ち少し短くカットすると丁度になります。

*一番最初に接着するパイプである程度入る感覚を覚えて下さい。

写真は余っていた材料を使ったので色の違いや継手が多くなっていますが、パイプからスタートであればもっとシンプルな形になります。

特にバルブからスタートする場合には、使われていた部品(蛇口等)をホームセンターに持参して確認してから材料を購入して下さい。*今回も口径が違っていたので異径ソケットを使って修正しています。

元の蛇口から分岐して3m先に蛇口を増設しました。速乾性のボンドで直ぐ乾きますが、特に水道を使う必要がなければ2時間程放置して下さい。

乾燥後は元栓を開放するのをお忘れなく!!(笑)

塩ビパイプも意外と耐久性はありますが、外力によって折れる可能性があるので壁や支柱で固定するようにして下さい。

今回は壁がないのでアングルで支柱を作る事にしました。

支柱の設置は色々方法があるので以下は参考までに、、、

アングルを45°に切って付け合わせます。

L字の支柱
取り付けイメージ

下がコンクリートなのでアンカーを付けて固定します。

上部の固定は結束バンドでも十分だと思いますが、丁度使えそうな金具があったので利用しました。

とりあえず完成!

詳細は『コンクリートの穴開け(固定方法)』の記事で載せています。興味のある方は覗いてみて下さい。

https://bruna2.com/concrete2/

固定する方が難しい、、、。

今回は塩ビパイプのDIYを紹介しましたが、パイプの加工は意外と簡単です。それよりも支柱を設置したりパイプを固定する事の方が難しいと感じました。木材や鉄の加工が難しい場合はホームセンターに売られている既製品を上手く利用する事で解決できると思います。意外と100均で解決するかもしれません。

最近では塩ビパイプを使って収納(靴入れ)などを作る人が増えています。塗装すれば金属製に見せる事も可能です。工夫次第で色々な物が作れるので是非チャレンジしてみて下さい!!

このブログが少しでも役立てば嬉しいです。

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