今回は漁師の師匠から頂いたジャッキスタンドを紹介したいと思います。
何かと使い勝手がいいので、ボートオーナーや車いじりが好きな方におすすめです!!
作り方も載せているので興味のある方の参考になれば嬉しいです。
ジャッキの種類
ジャッキにも色々な種類がありますが、今回はボートオーナーがよく使うジャッキを紹介したいと思います。※トレーラーの整備や牽引時のピントルフック着脱時に使用。
①パンタグラフジャッキ
ジャッキと聞いてイメージするのはこのタイプだと思います。車用ですが軽くて持ち運びも楽なので何かと重宝します。最近の車には付属されていない??
②油圧ジャッキ
パンタグラフジャッキよりも重い物を上げる事ができます。
③トレーラージャッキ
ボートトレーラー用のジャッキでキャスターが付いています。牽引車と連結の際に高さ調整できるのでとても便利です。
一石二鳥ですが、、、
③のトレーラージャッキはキャスターが付いているので本当に便利です。しかも牽引車に連結している時には本体を90°回転させて収納する事もできます。しかし、デメリットとして機能が多い分メンテナンスをしっかりしていないと直ぐ壊れてしまいます。過去に数個使用しましたが、ギアが摩耗してジャッキアップできなくなったり、錆が酷くなり収納しずらくなるなどのトラブルがありました。
多機能だと便利ではありますが、ボートトレーラーなど塩害が避けられない物に関しては単機能の方が長持ちすると思います。
危険です!
重い物を持ち上げる工具のジャッキですが、使用方法を間違えるととても危険です!
特にパンタグラフジャッキは倒れやすくしっかりした地面で垂直に上げる必要があります。また、ジャッキアップ後に予期せぬ外力が加わる事もある為、いつ倒れてもいいように隙間にブロックや木材をセットしておきましょう。
*仰天ニュースなどで車の下敷きになった映像を見た事あると思います、、、。
オリジナルのジャッキスタンド
持ち上げた物を保持するジャッキスタンドは支持面が広い為安定していますが、それ自体に持ち上げる機能はありません。
市販されているのはこの2つのタイプです。
師匠が作ったジャッキはこのジャッキスタンドを参考にしています。
建築現場で使う足場を利用したジャッキスタンド!本来は上下逆です!
デメリットもありますが
本来のジャッキとは違って、足場の高さを調整する為のジャッキベースはレバーを回転させる力が必要です。また、少しずつしか伸びていかないので時間がかかります。
レバーにパイプを突っ込めば楽に回すことができますが、意外とスペースがなく障害物に当たる事もある為、両手で回す事が多いです。
安全第一
オリジナルのジャッキスタンドは本来のジャッキと比べると非効率かもしれません。しかし、時間をかけて安全に作業したいと思っている方にはおすすめのアイテムです。ボートや車の整備など意外と危険が潜んでいます。慌てず安全第一で作業しましょう!
ジャッキスタンドの作り方
ある程度の鉄工道具や技術が必要ですが、簡単に作り方を載せてみたいと思います。
材料
- ジャッキベース
- パイプ
- 鉄板
- 鉄筋(4分筋)またはアングル
道具
- 溶接機(溶接棒2.6mm)
- 切断機
- グランイダー
オリジナルジャッキスタンドを作るには上記の物が必要です。材料を持ち込んで知り合いや鉄工所で作成依頼してもいいと思います。中古鋼材屋(リサイクルショップ等)に行けば格安で手に入れる事ができると思います。
作業工程
全体の高さを決めたらパイプをカットして溶接します。
鉄板の厚さとジャッキベースの長さを考慮してパイプをカットして下さい。
パイプを支える支柱はアングルの方が頑丈だと思いますが、鉄筋でも十分だと思います。
ジャッキベースをパイプの長さに合わせてカットします!出来るだけピッタリにする事でジャッキアップの高さが出せます。
最短の状態。高さ約30cm
ジャッキアップした状態。ギリギリまでジャッキアップすると不安定になるので上げすぎ注意です!
塗装すれば完成!!
本体のネジ部分にはたっぷりグリスを塗って下さい!
使用例
最後に使用例を紹介したいと思います。
ボートトレーラーのタイヤの負担軽減!
車と違い同じ位置で長期間保管する事が多い為、同じ部位に日光や負荷がかかります。できるだけ寿命を延ばすための対策です。
その他にもタイヤ交換時や牽引車と連結する際にも使用しています!
色々な場面で活躍する機会があるので、できれば高さの違うジャッキスタンドをいくつか作成する事をおすすめします!
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