【初心者重機オペレーター必見!】ホイールローダー(タイヤショベル)の操作方法!上手な積み込み方!

仕事

今回はホイールローダー(タイヤショベル)の操作方法や積み込み方について書いてみたいと思います。初めて運転する方や重機に興味がある方の参考になれば嬉しいです。※沖縄では『タイヤシャボ』と呼ばれています。

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ホイールローダーとは

まず初めにホイールローダーですが、前方に大きなバケットが付いており、タイヤで駆動して作業する重機です。その為、ダンプトラックへの積み込み作業や除雪など「すくって移動する」事を得意とする機械です。詳細は割愛しますが、必要な資格は車両系建設機械(整地・運搬・掘削)と公道を走行する際には特殊自動車免許が必要です。※どちらも機械重量(3t±)によって違いがあるので注意

運転席

それでは運転席の説明をしてみたいと思います。

ハンドルは片手で操作出来るように小さなノブが付いています。基本的には左手で操作します。

ハンドルの左下に走行レバー(前進・N・後進)があります。前進はレバーを前に、後進はレバーを手前に引きます。Nは中央にセットします。

サイドブレーキはシート左側にあります。

右足側にブレーキ(左)とアクセルレバー(右)があります。

左足側にもブレーキがあります。

ダンプトラックへの積み込み作業時には、走行しながらバケット操作を行う必要があるのでブレーキは左足で操作した方が効率的です。※右足だけでアクセル&ブレーキ操作も可能です

右手側にバケット操作レバーがあります。

操作パターン

レバー前後がアーム操作      前→アーム下がる   後→アーム上がる

レバー左右がバケット操作     左→バケットすくう  右→バケットこぼす

実際の様子

車の運転もそうですが、常に安全確認が基本です。周囲の確認や機械の点検(破損・オイル量など)をしてから運転席に乗り込みます。シート・シートベルトやミラーのセッティングをしてからエンジンを始動します。

走行レバーがN(ニュートラル)になっていないと始動しないのでエンジンが掛からない場合にはチェックして下さい。

移動の為の走行は地面からバケットを浮かせますが、上げ過ぎると重心が安定しないので30㎝程度にします。※バケット満杯に積んでいる時には特に注意!

運転席からバケットを覗くとこんな感じに見えます。特に初心者のうちはバケットの水平が分かりずらいのでバケットポジショナー(自動水平機能)を使うか、バケット上部の鉄板を見て水平の感覚を覚えます。

赤丸の角度を見て水平を確認します。※写真の状態は立て過ぎ

バケットポジショナー(自動水平機能)とは

バケットを最大ダンプ(こぼした状態)した後に操作レバーを素早く左に倒す(すくい)と自動でバケットが水平の位置でセットされる機能 ※古い機種はない場合あり

掘削(すくう)のコツとしては車体を真っ直ぐにした状態で山に勢いよく進んでゆっくりすくい上げるイメージです。乱暴な運転は機械にダメージを与えるので、エンジン音などを聞いて過剰な負荷が掛からない程度に作業します。

ダンプトラックに積み込みする際にはバケットから土砂などがこぼれるとトラックが汚れたり、動線が凸凹して運転しずらくなるのでバケットからこぼれない量に調整します。

積み込みの注意点は車体同士が接触しない事と勢いよくダンプしないようにします。出来るだけ低い位置からこぼして荷台へのダメージを最小限にします。

深ダンプ(土砂禁止)などへの積み込みはかなりアームを上げて作業します。その為、傾斜があると転倒の危険性が高まるので平坦な場所で作業するようにして下さい。

過積載にならないように積み込みします。

荷台に均等に積む方法

ダンプトラックへの積み込み方にも色々な方法がありますが、側面から積み込む際の応用方法を説明してみたいと思います。※トラックは固定で側面からしか積み込みができない状況

基本的には荷台前方から順序よく積んでいきますが、写真のように偏りが出てくる場合があります。

バケットを立てて平坦にする方法もありますが、側面からのアプローチなので限界があります。

そういった時には掘削時に意図的に偏りを作ります。

車体を少し曲げながらすくいます。※車体への負荷は最小限になるように注意

荷台後部が少ない場合にはバケット右側に偏りを作ります。

荷台前方には鳥居があるので接触しないように注意が必要です。

上記でも書きましたが、平坦な場所で積み込み作業をする想定です。バケットの偏りがあると更にバランスが悪くなるので慎重に運転します。

初心者だと思い付かない発想だと思うので、荷台に偏りが出来た際には試してみて下さい(笑)

慣れが危険!

今回は初心者向けに説明しましたが、回数を重ねると運転技術も上がりスムーズに作業できるようになります。その為、安全確認など慣れによる見落としが増えてきます。車とは違い扱っているのは重機です。

思いもよらない事故を起こす危険が常に潜んでいる事を忘れず『常に安全確認!』の意識で運転するようにして下さい。

このブログが少しでも役立てば嬉しいです。

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