今回は船外機(ヤマハ)のグリスアップと錆対策について書いてみたいと思います。
とても大切な役割のグリスですが、エンジン・ギアオイルのように定期的に交換している人は少ないと思います。少しでもエンジンを長持ちさせる為に、この機会にグリスアップを見直しましょう!
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グリスの役割
初めにグリスの役割ですが、簡単に言うと可動部の潤滑油です。特にグリスの場合は荷重がかかる部分に使われます。
その為、グリス切れを起こすと摩擦力が大きくなり接触面の摩耗が激しくなります。とても大切な役割を担っているので定期的な注入が必要です。
*その他にも色々な性能(防錆など)がありますが今回は割愛します。
グリスの交換時期
特に海水使用の船外機はとても過酷な環境の為、グリスや各部品の劣化がとても激しいです。
メーカーが推奨するグリス交換時期は100時間です。
エンジン・ギアオイル交換のタイミングと一緒なので、ついでにグリスアップまで完了しましょう!
使う工具・用品
グリスアップで使うのはグリスガンとヤマハグリスA・グリスDだけです。
マーキュリーのグリスガンで注入できます。
現行のグリスはパッケージ変更しています。
注入ヵ所
グリスポイントは意外と探しにくいので、取扱説明書を確認してから注入して下さい。
新しいグリスが出てくるまで注入します。
ハンドルを切って注入しやすい角度にします。
ペラ用はグリスDになっています。釣り糸など気付かないうちに絡まっている事があるので、チェックを兼ねて外してグリスアップして下さい。
*正直、ペラのグリスアップはなかなか出来ていません、、、。
気付かないうちに絡まった釣り糸、、、。
釣り糸でオイルシールを痛める場合があるので、絡まっていた場合はオイルシールからオイルが漏れていないかチェックして下さい(赤↑)。
ペラを外す場合には、再装着時に新品の割ピンが必要になります。再利用もできますが、出来るだけ新品を使って下さい。
その他の金属部分に
基本的には上記がグリスポイントですが、それ以外の金属部分(ボルト・ナットなど)にもグリスAを塗る事で錆対策になります。刷毛や手袋で薄く塗り付けて下さい。
また、細部の可動部にはマリンガードを吹き付けるのも効果的です。
どちらも付け過ぎには注意して下さい。また、ゴムの部分は出来るだけ避けるようにして下さい。劣化の原因になります。
習慣化!
日頃のメンテナンスの大事さをわかっていても、なかなか出来ないのが人間です、、、。
私もですが、メンテナンスが当たり前の習慣になるように取り組んでいきたいと思います。
このブログが少しでも役立てば嬉しいです。
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