今回は羽地内海で実際に軽石対策をしている業者の方から教えてもらった、船外機の軽石対策を紹介したいと思います。
実働している船外機はYAMAHA F50です。今のところ故障する事なく稼働できているとの事です。
同じ船外機を使用している人の参考になれば嬉しいです。
メーカーやモデルの違いで効果に差があると思うので実施については自己責任で行ってください。
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漁船(船内機)の軽石対策はこちら→https://bruna2.com/wisdom/
色々な対策
軽石が沖縄沿岸を漂流し始めてから約2ヵ月経ちますが、色々な対策方法(船外機)が考えられています。
船外機には冷却水のフィルターがないので吸水口(赤丸)を改造するのが主な対策です。
「詰まらせない!!」がポイントです!
部品(黒色部分)を外して洗濯・網戸ネットを挟み込む方法や、貼り付け・結束バンドで縛り付ける方法などyoutubeでも紹介されています。
農業用ネットを取り付けた状態
何もしません。
今回紹介する方法では船外機は何も改造しません。
改造するのは、、、
潜り用ボンベのノズルを改造します。要は『エアダスター』です!
吸水口に詰まった軽石を内側から空気を送り込んで排除する作戦!
自分の場合はボンベを持っていないのでミニコンプレッサーを購入しました。
バッテリーに繋いで使えるので場所を選ばず便利!しかも想像以上に小さい!!
*Amazonで購入しましたが、想像以上に箱が小さかったので「コンプレッサー入ってるか??」と疑いました(笑)
軽自動車のバッテリーより少し大きいぐらいです。容量は少ないですが結構な風圧があります!
家庭用(自動車・自転車・ボール)の空気入れとしても使えるのでおすすめです!
使用方法
軽石の中を航行する場合には常にパイロットウォーターの出具合を確認します。
水の勢いが弱くなったり、出ていない場合にはエンジンを停止します。
カバー(トップカウル)を外します。
パイロットウォーターの出口に繋がっているホースを外します。
このホースにノズルを突っ込んで圧縮エアーを飛ばします。
チルトアップした状態だとエアーが出ているか確認できないのでチルトダウンした状態で行ってください!
ペラ付近からブクブクと泡が出てきます。何回か繰り返してエアーを送り、ホースを繋いでカバー(トップカウル)を取り付ければ終了です。
この方法で吸水口の軽石が取り除かれてパイロットウォーターの水量が復活します。
ジョイント?キャップ?を外して中のホースを出来るだけ外側に引っ張ります。
ホースが中に戻らないように結束バンドで固定します。
外側にも結束バンドを付けて滑り止め。
この状態にしておけばトップカウルを外さなくてもエアーを送る事ができます。
見た目や船外機をあまりいじりたくない方にはおすすめできません、、、。
*現在、この方法でトラブルなく航行しているとの事です。しかし、海上作業の為転落する危険と後々不具合が出る可能性があります。
まだまだ試行錯誤
今回紹介した軽石対策は日頃から酸素ボンベを取り扱っている方向けの対策方法ですが、これをヒントに色々と応用できる物が出てくると思います。
まだテストしていませんが、パソコン用のエアダスターや充電式のコンプレッサーでも応用できるかもしれません。これから色々と検証していこうと思います。
また、この方法が更に有効的になるように吸水口の改造も検証しなければなりません。
既設の吸水口のままがいいのか、ネットを付けた方がいいのか今後検証してみます。
このブログが少しでも役立てば嬉しいです。
*その他、海上で使えそうな物を載せておきます。
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