DIYで手すりを取り付ける!壁センサーを使った設置方法!【ベニヤ&石膏ボード】

DIY

今回は石膏ボードの壁に手すりを設置したので、その様子を載せてみたいと思います。想像以上に難易度が高かったので初挑戦の方は参考にしてみて下さい。

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手すりも色々

今回初めて手すりの設置をしましたが、ホームセンターには想像以上に手すりの種類があり付属品も色々あります。その中から目的に合った手すりを選択しなければならないので意外と悩みます。※縦手すり・横手すり・L字など

素材だけでも木材・金属(ステンレス)・プラスチックがあり、太さもΦ30㎜~40㎜ぐらいまであります。

今回は室内(廊下)用の手すりなので木材Φ32㎜を使用しました。

金具がセットされている規格品も販売されています。

一番の課題は取り付け位置!

廊下の横手すりは基本的に移動の手助け程度の負荷がかかりますが、場所によっては体重を支える程の負荷が掛かる可能性もあるのでしっかりした場所に取り付けなければなりません。その為、壁紙が貼られている壁は下地の構造が分からないので『下地探し』がとても重要です。

プロは手でコンコン壁を叩いて正確な位置を特定できると思いますが、素人には無理な作業です。

特に初めての方は『壁センサー』という優れ物があるので使用をおすすめします。※壁裏センサーや下地探しなどとも呼ばれています。

色々なメーカーから壁センサーが発売されていますが、素材によって感度の誤差があるようなので安物買いは止めた方がいいと思います。

使い方はとても簡単で壁をなぞるとセンサーが反応して柱の位置を教えてくれます。

左から右→になぞって反応した場所と、右から左←になぞって反応した場所の間が柱の位置になります。

ただ、実際にビス止めをした時に柱(間柱)がなかった箇所があったので100%信頼できる物ではありません。※木材以外の物を感知している可能性有

その為、センサーは目安と思って下地探し(針式)と併用して作業する方が確実です。

その他には下地のピッチ(間隔)が決まっているので、それを参考に探す方法もあります。※一尺(303㎜)など一定の間隔になっています。

確実に取り付けたいなら

これは特定の場所に限定されますが、確実に横手すりを取り付けたいなら、両角に設置すれば柱が必ずあるので確実です。

金具を角用(エンドジョイント)にして出来るだけピッタリにします。

ギリギリ過ぎてネジ先が飛び出さないように注意!

実際の様子

それでは実際に手すりを取り付ける様子を載せてみたいと思います。

まずは手すりが必要な場所の確認をします。(生活スタイル・動線の確認)

基本的な横手すりの高さは75㎝~80㎝ですが、あくまでも使用者が使いやすい位置でOKです。

場所が決まったら上記でも書いたように柱(間柱)を探します。

マスキングテープか鉛筆で印をします。油性マジックは絶対に使わないで下さい!

今回、針式の下地探しがなかったので一番細い金属用ドリルビットで確認しました(笑)

白い粉が付いている部分が石膏ボードの厚みです。穴開けした時に石膏ボードの層を過ぎても抵抗感があれば柱の可能性大です。

柱の位置が特定出来たら、手すりに使う金具を選びます。

部屋の雰囲気に合わせて選択するのも全然ありだと思います。

湾曲タイプ

金具によって丸棒を切る長さが変わるので柱の位置からズレないように注意が必要です。実際に床にセットすると分かりやすいです。

金具に入る部分を確認して丸棒を切断します。

養生テープやガムテープを巻いて切ると切り口が綺麗になります。

丸棒を切断後に、金具をセットして位置の最終チェックします。※動かないようにテープで固定

特に問題がなければ、金具と丸棒を先に固定します。※金具の穴が内側になっている為

木材が裂けないように下穴を開けてから木ネジを打込みます。※下穴なしでも可

両サイドに金具をセットしたら、壁に取り付けます。

壁に取り付けの際にインパクトドライバーが金具に干渉するのでロングタイプがオススメです!

柱の位置と水平を確認しながら取り付けます。

一人だと大変なので出来れば二人で作業するようにして下さい。

最後に印を消して粉塵を拭き取れば設置完了です。

実際に打込まないと分かりません

今回10カ所に手すりを設置しましたが、下地センサーだけでは失敗しました。その為、思い切って実際に細いドリルビットで穴を開けて、最終確認してから取り付けるようにする事で失敗がなくなりました。

壁紙に出来るだけキズを付けたくないと思いますが、確実に取り付ける為には大胆に作業する事も大切です(笑)

ドリルビットだと写真のような穴が開くので専用の下地探し(針式)を使用する事をオススメします。

修正グッズも市販されているのでキズが気になる方は一緒に購入しておくと安心です。

簡単に修正できます。

壁紙の模様にもよりますが、二度塗りすると全くわからなくなります。

場所によっては配線や配管に注意

手すりの取り付け位置を決める際に柱の他に注意しなければならないのが、電気ケーブルや配管(ガス・水道)です。穴開けする前に床から天井までの直線上にコンセント等がないかしっかり確認して下さい。※下地センサーで電気を感知するタイプも有り

配管に関しては台所や水場近くに限定されるので神経質になる必要はありませんが、一応気にするようにして下さい。

プロに任せた方が無難です。

今回、初めて手すりの設置をしましたが意外と苦労しました。正直、数カ所柱を外しているビスもあります。自分で取り付ける事も可能ではありますが、確実に取り付けたい場合は専門業者に依頼しましょう。

このブログが少しでも役立てば嬉しいです。

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