今回は母が作っている自家製コーヒーについて書いてみたいと思います。
自分もそうですが朝食時にコーヒーを飲む方は多いと思いますが、実際コーヒーの事について知っているかというと意外と知らない事が多いと思います。
この記事を書くまで自分も細かい部分は知りませんでした、、、。
取材を兼ねてコーヒー作りを体験したので、興味のある方は覗いてみて下さい。
関連記事 「コーヒー苗の移植」はこちら→https://bruna2.com/coffee2/
沖縄はコーヒー栽培の最北限!?
両親が栽培しているコーヒー。今まで何となくしか知識がなかったので改めて調べてみると、小笠原と沖縄が栽培できる北限との事。正直ビックリです。
畑のあちこちに植えられているので収穫するのが大変です。今年は特に台風の影響がなかったため豊作です。
収穫時期は11月~3月ぐらいまで。
コーヒーの種類
自分も最近知ったのですがコーヒーの実には赤色と黄色があります。その他にも色々な種類があると思いますが、うちで栽培しているのはこの2種類。
赤い実
黄色い実
コーヒーになるまで
収穫したコーヒーの実が実際にコーヒーになるまでの工程を簡単に説明してみたいと思います。
行程としてはざっとこんな感じです。
- 中身の取り出し
- 洗浄
- 乾燥
- 焙煎
まずは、特注品の機械を使って皮と中の実に分けていきます!
実を潰すと中から白いコーヒー豆が出てきます。
ふるいを使って中のコーヒー豆だけにします。
浮き豆を除去
大きい実はふるいに残ってしまう為、この分だけは地道に仕分けます。寒い日は手が痛くて大変です。
取り出した実はかなりヌルヌルしています。それを綺麗に洗い落とします。
本来は天日干しが良いみたいですがカビが発生したり日数(約10日)がかかるため、うちでは乾燥機(24H)を使用しています。
乾燥した豆はビン等に保管し、焙煎する分だけ取り出します。出来るだけ乾燥豆の状態で保管した方がいいです。詳細は後ほど、、、。
続いての工程は焙煎です。
コンロに火をかけた状態で約30分回転させながら焙煎します。徐々にコーヒーの香りがしてきます。
途中経過
徐々に豆の水分が抜けて15分ぐらいすると「パチ!パチ!」と豆から音がします。これをハゼというそうです。浅煎り~深煎りの調整はこのハゼの音を基準にしています。
最初のハゼが落ち着くとまた少しして「パチパチ」と2回目のハゼが聞こえてきます。今回は2回目のハゼで焙煎終了しました。
2回目のハゼが聞こえたら直ぐに取り出して冷却します。直ぐに冷やさないとそのまま焙煎が進んでしまうとの事。
ここまで来たら普段見慣れたコーヒー豆になります。色もいい感じでいい匂いがします。
完成
- コーヒーの賞味期限について
あるコーヒー専門雑誌によると焙煎後のコーヒーの賞味期限はなんと
豆は7日
粉は3日
だそうです。そうなると焙煎後、一週間以内に消費しなければなりません。
普段流通しているコーヒー豆は焙煎された状態で店頭に並んでいるので実質、賞味期限切れになります、、、。
上記の期限はコーヒー通の理想の日数だと思うので、自分のような一般人は市販のコーヒー豆でも十分美味しいです。それだけ鮮度が大事という事。
自家製コーヒーの感想
早速コーヒー豆をミルにかけて試飲してみました。
凄い勢いで泡がプクプクと出てきます。
色は少し薄め。とてもいい香りがしますが、普段飲んでいるコーヒーの香りとは少し違います。表現するのが難しい、、、。
飲んだ感想は「とてもすっきりしている」です。コーヒーというよりは紅茶に近い感じがしました。
自分はコーヒーに詳しくないので、この味がコーヒーとして美味しいかどうかはわかりませんが間違いなく新鮮な感じがします。また、この一杯が出来るまでの工程を体験しているので贅沢感はかなりあります。いつもと少し違ったコーヒーを飲んでみたい方にはおすすめです。
まだラベルはありませんが「モロコーヒー」と母は呼んでいます。今は家族や知人にプレゼントしていますが、ゆくゆくは全国販売を目標にしています。その為にもコーヒーの知識や技術を今よりもっと高めていきたいと思います!
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