庭や畑の手入れ!【初心者向け】チェンソーを使った安全な木の切り方&倒し方!

DIY

今回は庭や畑の伐採について書いてみたいと思います。自宅庭に植えた木が大きくなりすぎて困っている方は意外と多いと思います。自分で出来る範囲なのか業者に任せた方がいいのか、自分なりの考えを書いてみたいと思います。少しでもこのブログが参考になれば嬉しいです。

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気が付けば大木に、、、

庭付きの住宅に住んでいる方や小さな畑を所有している方は、目隠しや防風林の為に周囲に木を植える事が多いと思いますが、木の成長はあっという間で気が付いた時には大木になっているという事が意外とあると思います。

直径10㎝ぐらいまでならノコギリを使って簡単に切る事ができますが、20㎝以上の太さになってくるととても大変です。

木を切る道具

一般的に木を切ると言えば「ノコギリ」をイメージすると思いますが、現在では手動から電動まで様々なノコギリが販売されています。

ノコギリでも時間をかければある程度の木を倒す事ができますが、基本的には枝程度を切る物です。

ノコギリでは切る事ができない大きさの木になると「チェンソー」を使用します。*正式にはチェーンソー?ですが今回は「チェンソー」と表記します。

チェンソーもエンジン式電動があるので使用環境や頻度によって使い分けます。

エンジン式は電動と比べると重いですが、パワーがあり場所を選ばずどこでも使用する事ができます。

電動でも結構な太さの木を切る事ができます。めちゃくちゃ軽いです!!

直径30㎝ぐらいの木も切る事ができます。*軟らかい木の場合

しかし、電動の場合は電源が必要になるので周囲にコンセントがないと使用する事ができません。

間違えてコードを切る可能性もあるので扱いには注意が必要です。

*バッテリー式の電動チェンソーも有り

チェンソーの資格・免許は?

ホームセンターの農機具コーナーで当たり前に見かけるチェンソーですが、実は資格が必要な場合があるので注意が必要です

仕事としてチェンソーを扱う場合には「特別教育の受講」が義務付けされています。正式には「チェンソーによる伐木等の業務に関する特別教育」

DIYなど個人で使う場合には必要ありませんが、扱いを誤ると大変危険なため可能であれば受講する事をおすすめします。

チェンソーを使用する前に

それではチェンソーの使い方を簡単に説明してみたいと思います。*エンジン式・電動も基本的には一緒

新品のチェンソーを使用する場合には特に問題ありませんが、古いチェンソーを使用する場合には刃を研ぐ(目立て)必要があります。*今回は目立てについては割愛します。

チェーンは手で回せるぐらいの張り具合です。緩んでいないかチェックして下さい。

また、初めて使用する方は「チェンソーオイル」が入っているか確認する事を忘れないで下さい。

*刃の根元部分(黄色→部分)        赤→はガソリン

チェーンをスムーズに回転させる為の潤滑油です。補充後、ちゃんと出ているか実際に回転させて確認して下さい。

*乾いたコンクリートの近くで回すと分かりやすいです。

必ずチェーンの下側を当てて切ります。*先端や上側のチェーンは絶対に使わない

注意事項として

・木以外の物がチェーン(刃)に当たると直ぐに切れなくなります。釘や石・土などが付いてないか確認してから切り始めて下さい。

・長時間高速回転させるとエンジンやモーターに負荷がかかるため、機械を休ませながら作業して下さい。*切れ味が悪くなると特に高回転になりがちです。理想は休憩中に目立てします。

・作業に適した服装や保護具は必ず着用して下さい。(騒音&粉塵&ケガ)対策

キックバックが起こるポジションでは絶対切らない!*チェーンの先端部分はとても危険です

 
特に保護メガネは高価な物を使用して下さい!安い物は汗や皮脂でメガネがズレたり、曇って見えにくくなるので作業効率が悪くなります。
 

木の切り方・倒し方

それではチェンソーを使った木の切り方を説明してみたいと思います。

写真のように傾いている木であれば傾いている反対側(左側)から切り込みを入れて倒します。特に障害物や倒す方向が決まっていない場合であれば比較的簡単な作業ですが、注意しないといけないのがツルやロープなどが木に絡まっていた場合に予想外の倒れ方をします。バウンドしたり衝撃で石や枝が飛んでくる恐れもあるので最後まで気を抜かないようにして下さい。

次は周囲に障害物があり、倒す方向が限られている木の切り方を説明してみたいと思います。

海外のハプニング動画で間違えて家や車を壊すシーンを見たことがあると思いますが、このサイズの木になってくるとかなり危険な作業になります。見張りや合図係など出来るだけ複数で作業して下さい。

基本的には「できるだけ小さく・軽く」した方が安全に作業できるので、枝などは可能な限り切り落として上部を軽くします。垂直な木を切る時には風の影響を受けて思わぬ方向に傾く場合があるのでロープを使って倒したい方向にテンションをかけておくとより安全です。

上の写真のように右側に倒したい場合には切り口は右下がりになります(○印)

切り口が×印のように右上がりや水平になってしまうと左側(建物側)に倒れるリスクが高くなるので、出来るだけ角度を付けて切るようにして下さい。*見た目を重視する場合には一旦切った後に水平に切る

また、密集している木を切る場合には倒しやすい木から選択して先に倒しておきます。*密集していると隣の木に引っかかったり思わぬ方向に傾く危険性があります。

より安全に倒す為に、、、

基本的な木の切り方・倒し方は上記の流れですが、より安全に倒す為のワンポイントアドバイスとしては

「一気に切らない」事が大切です。

上の写真は倒した後の切り口で見た目が悪く危なそうなイメージがありますが、実際には2/3切ったあたりから木から離れる準備を始めて「手で押して倒れるぐらい」の状態からはチェンソーを外して安全な姿勢を確保しています。

一気に倒れるまで切り続けると両手にチェンソーを持った状態から逃げないといけないため、万が一の時に対応出来ません。

切り口の見た目を気にする必要がなければ逃げながらゆっくり倒すようにして下さい。*ミシミシと音がしたり、手で押した時に木がゆらゆらし始めるタイミングです。

切り口をきれいにしたい場合は、、、

自宅庭など切り口が気になる方もいると思うので、見た目重視の切り方も説明してみたいと思います。

右側に木を倒すと想定して、、、

上の写真の①のように倒れる側に1/3程度の切り込みを先に入れます。

次に①よりも上に②のように切り込みを入れて倒します。

そうすることで倒れた時に下まで裂ける事を防ぐ事ができ、きれいな切り口になります。

①と②の隙間がなく平行で切ると更にきれいな切り口になります。

予想以上に危険です!!!

今回は木の切り方・倒し方を説明してみましたが、大木になればなるほど危険度が高くなります。チェンソーを使い慣れたベテランでもケガや事故を起こす事があるので、慎重な作業と技術が必要になります。少しでも不安を感じる場合には業者に依頼する事をおすすめします。

その他、使用した安全具

最後に使用した安全具や道具を紹介したいと思います。

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