今回はビニールハウスの補修の様子を載せてみたいと思います。出来るだけ簡単に予算をかけない方法なので同じような補修を考えている方は参考にしてみて下さい。
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色々な用途
足場やビニールハウス等で使われる単管パイプですが、とても便利で工夫次第で色々な用途で使えます。
とても便利な単管パイプですが物価高の影響で、年々値段が上がっています、、、
その為、クランプなどの関連商品も値上げされて一部分を補修するだけでも結構な金額になります。
出来るだけ再利用してコスト削減したいものです(笑)
基本的な固定方法
パイプ同士の固定は上記でも載せた『クランプ』を使用しますが、屋根などを組む時には『ジョイント』を使います。
色々な形状のジョイントが販売されているので、見た目も良く完成度の高い小屋の作成も可能です。手書きで簡単に図面を書けば必要なジョイントも直ぐ把握出来るので、ある程度の予算が分かります。
延長方法
固定とも関連しますが、単純にパイプの長さを延長したい時には延長用のジョイントを使う方法とパイプ同士を使って延長する方法があります。
このジョイントを使う場合は同径のパイプ同士をはめ込みます。
一方、ジョイントではなくパイプを使った延長では異径のパイプを使用します。
サイズ違いのパイプを使って延長。※パイプの中に差し込んで延長
ジョイントでの延長と比べるとかなり安く済みます。
実際の様子
今回はビニールハウスの梁(横のパイプΦ42.7)部分の高さを調整したので、その様子を紹介したいと思います。
この高さだと作業しずらい(紐などを結ぶ時など)ので20㎝程度下げますがハウスの構造上、パイプの高さを下げると横幅が広がる為パイプの長さが足りなくなりました、、、
※①より②の方が幅が広くなります
下げた状態だと約15㎝長さが足りないので、太いパイプ(30㎝)を差し込んで延長しました。
※梁のパイプΦ42,7 延長用のパイプΦ48.6
若干の遊び(グラグラ)はありますがビスで固定すれば問題ないレベルです。
クランプで固定する時は出来るだけギリギリに調整します。※外側にパイプが出過ぎるとビニールを傷付ける為
最後にドリルビス(Φ5㎜)で二カ所固定すれば完成。↑部分
※Φ5㎜のドリルビス(六角)を打込む時には8㎜のソケットを使用します。インパクトドライバーを使用
ドリルビスはΦ4㎜もありますが、折れやすいのでΦ5㎜をおすすめします。また、ネジ頭が十字穴(+)だと打込み時に潰れる事があるのでネジ頭は六角の方がいいです。
応用
あまりお勧めできませんが、クランプとパイプのサイズが違う(パイプが細い)場合にはドリルビスを使って固定力を高める事ができます。また、垂直方向の固定力を高めたい場合にも使用します。
パイプのサイズに合ったクランプを使用する事が大前提です。自己責任で施工して下さい。
少し見ずらいですが、余ったパイプ同士を繋いで梁を追加しています。
半端な長さのパイプを繋ぎ合わせています。クランプも余っていた物を使っているのでサイズが合っていません(笑)
デメリットも考慮
今回紹介した方法は出来るだけ簡単にコストを抑える方法です。その為、いくつかデメリットがあるので注意が必要です。
・強度の問題 ※負荷がかかる部分はジョイントが無難
・見た目が悪くなる(ネジ頭の干渉や歪み)
・ドリルビスの打込み技術が必要 ※意外と難しいです(笑)
・パイプ(ジョイントにするパイプ)の切断作業が必要 ※高速切断機が必要です。
上記のようなデメリットがあるので、『コスト重視?』『強度重視?』をしっかり検討して実施して下さい。
早めの対処を
単管パイプはとても便利で色々な用途がありますが、基本的には鉄製品なので錆が発生します。特にビニールハウスなど湿気が多い部分は錆びの進行がとても早いので、塗料を塗ったり錆が発生した部分を除去する等、早めの対処が大切です。このブログが少しでも役立てば嬉しいです。
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