【初心者必見】ダンプトラックの操作方法!ダンプアップの基本!

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今回はダンプトラック(マニュアル車)の操作方法について書いてみたいと思います。基本的には2t~10tダンプも同じ操作方法です。初めてダンプトラックを運転する方の参考になれば嬉しいです。

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『4トン車の運転のコツ!』はこちら→https://bruna2.com/4t-truck/

ダンプとは

初めに『ダンプトラック』について説明してみたいと思いますが、荷台が上がる構造(ダンプ機能)になっているトラックの総称です。巷で言う『ダンプカー』は最大積載量10tの大型トラックの事を指しますが、実際には軽トラ~大型トラックまでダンプ機能が付いている車種があります。

過積載に注意!

小型~大型ダンプトラックには、それぞれ決められた積載量があるので注意が必要です。平ボディーであればアオリ一杯に土砂や砕石などを積むと過積載になるので、少し隙間ができる程度に積み込みます。※比重の違いに注意

実際の重量は測らないと分かりませんが過積載で捕まった場合、反則金や減点、運転手の他に運送事業者荷主にまで罰則が及びます。※運送業の場合

積み過ぎには十分注意しましょう。

過積載のチェックポイント

・リアサスペンションの下がり具合

・タイヤの変形

・ブレーキの効き(制動距離が長い)

積み込み~走行

それでは実際の流れを説明していきたいと思います。※堆肥専用車

今回は4tダンプ(アオリシート有り)で説明してみたいと思います。

まず初めにチェックするのはアオリシート(コボレーン)がしっかり開いている事とテールゲートがしっかり閉まっているかを確認します。

意外とズレている事があります。

しっかりロックが掛かった状態。もし、フックがズレている場合は一度ダンプアップをしてセットし直します。その為、積み込み作業を始める前に必ずチェックして下さい!

積み込み時は過積載に注意!

積み終わったらアオリシート(コボレーン・飛散防止装置)を閉じますが、車幅より1m程シートが開くので周囲に障害物がないか確認して、必要であれば広い場所に移動してからアオリシートを閉じます。

車種によってスイッチの位置が違うと思いますが、中央パネル付近にあると思います。(黄色いボタン)

アオリシートがしっかり閉じたら運搬を開始します。走行時はブレーキが効きにくい事を常に意識して安全運転で走行します。

荷降ろし

目的地に到着したら車体と周囲の状況(障害物)を確認します。出来るだけ平坦な場所でダンプアップするようにします。

特に問題なければ、アオリシートを開きます。閉める時と同様に周囲に障害物がないか確認して、狭い場所の場合には先に開いてから現場に入ります。

ダンプアップすると鳥居(荷台前方)が結構な高さになるので、電線や木の枝がないかなどもしっかり確認するようにします。

乾いた土砂の場合にはスムーズに荷台から滑り落ちると思いますが、濡れた状態や岩などを降ろす際には引っ掛かってないか確認しながらダンプアップします。

最大にダンプアップした状態だとテールゲートが降ろした土砂に乗っかる為、少し前進してからダンプダウンします。

ダンプアップ&ダウンの手順

それでは運転席での操作を説明してみたいと思います。※アオリシートは開いた状態から

①サイドブレーキをかけてニュートラルの状態にします

②クラッチレバーを踏んでPTOスイッチ作動(中央パネル下部付近)

PTO=power take off  エンジンの動力を油圧システムへ切り替えるスイッチ

2t車の場合はPTOスイッチがなくてダンプレバーの操作のみの場合があります。

PTO作動の画面が表示されます。

③クラッチレバーを踏んだままダンプレバーを引き上げます(ダンプアップ)※レバーは運転席の右側にあります、サイドブレーキを掛ける要領

④クラッチを繋いでアクセルを踏み込めばダンプアップします。※途中で止めたい場合にはクラッチを踏みます

注意

ダンプアップ&ダウン時は基本的に窓枠から頭を出さないようにしてください。荷物が引っ掛かって車体の上下振動で窓枠に頭をぶつけたなどの事故があります。荷台に挟まれる事故も発生しているので、ダンプ操作を始める前にしっかり安全確認をして運転席に正しい姿勢で座って操作を開始するようにして下さい。

⑤最大にダンプアップした状態で再度クラッチレバーを踏んで1or2速に入れて少し前進して降ろした土砂から離れます。ニュートラルにしてダンプレバーを押し下げてダンプダウンします。※下げる際はクラッチ操作は必要ありません

⑥荷台の確認(残しはないか)とテールゲートとフックがしっかりロックされているか確認

※積み込み前と荷降ろし後の2回確認すると確実です。

⑦PTOスイッチを切る

※意外とスイッチの切り忘れがあります(笑)

常に安全確認!!

今回はダンプ操作について説明してみましたが基本的には簡単な操作です。しかし、回数を重ねると慣れてしまい安全確認が不十分な場合が出てきます。そういった時に大きな事故を引き起こす可能性が高くなります。常に安全確認をして時間にゆとりをもって作業するようにして下さい。このブログが少しでも役立てば嬉しいです。

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